CBT試験を「知らないまま」勉強を始めていませんか?
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の一次試験は、CBT(Computer Based Testing)方式で実施されます。
この「CBT」という形式を、単に「パソコンで受ける試験」とだけ理解していると、勉強の方向性を誤りやすくなります。
なぜなら、CBT試験には紙の筆記試験とは異なる“前提条件”があるからです。
CBT試験は「CBTS社」が運営する試験システム
一次試験は、日本ソムリエ協会が独自に会場運営をしているわけではありません。
実際の試験運営は、CBT試験サービスを提供する CBTS社 のシステムを利用して行われます。
この仕組みにより、
- 全国各地に試験会場がある
- 約1か月の試験期間の中で
- 自分の都合に合わせて受験日時・会場を選べる
という利便性が実現しています。
試験会場は全国のCBTテストセンター
CBT試験は、全国に設置されているCBTテストセンターで実施されます。
会場には、
- ソムリエ試験以外の受験者
- 別資格の受験者
も同時に存在しており、いわゆる「ソムリエ試験専用会場」ではありません。
そのため、
- 会場にソムリエ協会の担当者はいない
- 試験はCBTS社の管理下で行われる
という点も、事前に理解しておくと安心です。
一次試験の基本仕様を整理
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の一次試験は、以下の条件で実施されます。
- 試験時間:60分
- 問題数:120問
- 出題形式:CBT方式
- 出題範囲:最新年度のソムリエ教本に基づく
単純計算すると、1問あたりに使える時間は約30秒です。
CBT試験は「順番も内容もランダム」
CBT試験の最大の特徴は、出題が完全にランダムであることです。
- 出題順はバラバラ
- 国ごと・章ごとにまとまらない
- 人によって問題の組み合わせが異なる
そのため、
「前半はフランス、後半はイタリア」
といった流れは一切ありません。
常に、
「今、何を聞かれているのか」
を瞬時に把握する力が求められます。
出題形式は4択が中心。ただし一部に変化あり
一次試験の大半は、従来通りの4択問題です。
ただし近年では、
- 記述式に近い形式
- 複数選択式(当てはまるものをすべて選ぶ)
といった問題も一部導入されています。
重要なのは、形式が変わっても、出題の根拠はすべて教本であるという点です。
操作はシンプルだが、事前に把握しておくべき点
CBT試験は、基本的にマウス操作のみで行います。
- 選択肢をクリック
- 次の問題へ進む
操作自体は難しくありません。
また、
- 試験前に操作説明
- 練習問題の時間
も用意されているため、パソコン操作に不安がある方でも問題ありません。
筆記用具は持ち込み不可。ただしメモは可能
試験会場への筆記用具の持ち込みは禁止されています。
ただし、
- 会場でボールペン
- A4用紙
が配布され、簡単なメモを取ることは可能です。
この用紙は試験終了後に回収されるため、問題内容を持ち帰ることはできません。
合否はその場で表示されるが、詳細は分からない
120問すべてに回答すると、その場で自動採点が行われ、合否判定が即時表示されます。
ただし、
- 問題ごとの正誤
- 得点
- 正答率
といった詳細は一切公開されません。
つまり、「なぜ不合格だったのか」を後から検証できない試験 でもあります。
CBT試験に「過去問」は存在しない
CBT試験は、
- 問題が毎回ランダム
- 持ち帰り不可
- 正誤非公開
という特性上、明確な「過去問」が存在しません。
だからこそ一次試験では、
- 教本をベースに
- 要点を理解し
- 構造を把握したうえで
柔軟に判断できる力が求められます。
一次試験は「2回受験」が可能という選択肢もある
一次試験は、最大2回まで受験することが可能です。
CBT試験はランダム性が高いため、
- 実力は十分でも
- 問題の引きによって
- 不合格になる可能性
を完全にゼロにはできません。
そのため、合格の確実性を高めたい方は、2回受験という選択肢を検討する価値があります。
まとめ|CBT試験を理解することが、最大の対策になる
- CBT試験は「パソコン試験」以上の意味を持つ
- 出題はランダムで、過去問は存在しない
- 教本ベースで要点を捉える力が重要
- 試験形式を理解することで、学習の質は大きく変わる
CBT試験は、仕組みを知っているだけで、試験当日の不安を大きく減らすことができます。

