2027年度のソムリエ試験・ワインエキスパート試験を目指すなら、勉強はいつから始めればいいのでしょうか。
「まだ2026年だし、今から始めるのは早いのでは?」
「2027年度の教本が出てから勉強した方がいい?」
「ワイン初心者だけど、今からなら間に合う?」
これから受験を考えている方の中には、こうした疑問を持っている方も多いと思います。
結論から言えば、2027年度の受験を考えているなら、今から少しずつ勉強を始めて問題ありません。
むしろ、ソムリエ・ワインエキスパート試験は覚える範囲が非常に広いため、試験直前になってから一気に詰め込むよりも、早い段階から基礎を作っておく方が学習を進めやすくなります。
ただし、ここで大切なのは、
「今から2027年度試験のすべてを覚え始める」という意味ではない
ということです。
2026年10月現在、日本ソムリエ協会から2027年度の正式な試験日程はまだ発表されていません。
協会では例年3月から出願受付が始まり、7月〜11月に各試験が実施されています。
また、一次試験はその年度の日本ソムリエ協会教本をもとに出題されます。2026年度のワインエキスパート一次試験についても、公式に「2026年度日本ソムリエ協会教本より出題」とされています。
そのため、2027年度版の教本がまだ刊行されていない今の時期は、細かな数字や変更される可能性のある情報を必死に暗記する必要はありません。
今から優先したいのは、
ワイン概論、主要品種、主要産地など、年度が変わっても土台となる知識を少しずつ身につけることです。
そしてもう一つ重要なのが、
勉強する習慣を作ることです。
ソムリエ・ワインエキスパート試験では、教本を一度読めば終わりではありません。
読む、整理する、問題を解く、間違えたところを確認する。
この繰り返しが必要になります。
だからこそ、受験を決めた瞬間から全力で暗記を始める必要はなくても、早い段階からワインの勉強に触れておくことには大きな意味があります。
この記事では、2027年度のソムリエ・ワインエキスパート試験を目指す方に向けて、
今から始めてよい勉強、まだ急がなくてよい勉強、2027年度教本が出てから対応すべきこと
を順番に整理していきます。
「何から始めればいいのか分からない」という方も、まずは2027年度試験までの全体像をつかむところから始めていきましょう。
2027年度ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はいつから始めるべき?

結論から言えば、2027年度の受験を考えているなら、2026年秋から少しずつ勉強を始めて問題ありません。
ただし、「今すぐ試験範囲をすべて暗記し始める」という意味ではありません。
この時期の目的は、
例えば、ワインとはどのような飲み物なのか、ブドウからどのようにワインが造られるのか、赤・白・ロゼでは醸造方法がどう違うのか。
そして、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーなどの主要品種。
フランスやイタリアをはじめとする主要生産国。
こうした内容は、2027年度の勉強を進める上でも土台になります。
今から完璧に暗記する必要はありません。
「一度見たことがある」「聞いたことがある」という状態を増やしておく。
それだけでも、本格的な試験勉強が始まった時の負担は大きく変わります。
早く始める最大のメリットは「暗記時間が増えること」だけではない

試験勉強を早く始めるメリットというと、「勉強時間を多く確保できる」と考えがちです。
もちろん、それもメリットです。
しかし、私がそれ以上に大きいと考えているのが、自分に合った勉強方法を早い段階で見つけられることです。
教本を最初から最後まで読む方が合っている人もいれば、問題を解きながら覚えた方が理解しやすい人もいます。
文字だけでは覚えにくくても、音声で繰り返すと頭に残る人もいます。
実際に勉強を始めてみなければ、自分にどの方法が合っているのかは分かりません。
さらに、仕事や家庭と両立しながら受験する場合、
「平日は30分なら続けられる」
「休日にまとめて勉強する方が向いている」
「朝より通勤時間の方が集中できる」
など、自分の生活の中で勉強を続けられる形を見つける必要があります。
これを試験直前に探し始めるのと、半年以上前から少しずつ試せるのとでは、大きな違いがあります。
「まだ本気で受験を決めていない」段階でも始めていい

2027年度の受験を考えている方の中には、「まだ本当に受験するか決めていない」という方もいると思います。
それでも問題ありません。
むしろ、この時期であれば、まず基礎学習を始めてみてから受験するか判断する方法もあります。
ワインの勉強を始めてみて、「もっと知りたい」・「資格取得まで挑戦してみたい」と思えば、そのまま本格的な試験対策へ進めばいい。
逆に、資格取得までは必要ないと感じたとしても、学んだワインの基礎知識が無駄になるわけではありません。
特にワインエキスパートは、酒類や飲料、食に関する専門知識とテイスティング能力を持つ人を対象とした資格で、職業を問わず受験できます。
「資格を取る」と最初から身構えるより、まずワインの勉強を始めてみる。
その先に2027年度の受験がある、くらいからスタートしても良いと思います。
今から始めるべき勉強と、まだ急がなくていい勉強

では、2027年度版の教本がまだ出ていない今、具体的に何を勉強すればいいのでしょうか。
ここを間違えると、「せっかく早く始めたのに、細かい数字ばかり覚えて疲れてしまった」という状態にもなりかねません。
次は、2026年秋の段階から始めたい勉強と、2027年度教本が出てからで十分な勉強を分けて整理していきます。
今から始めるべき勉強と、まだ急がなくていい勉強
2027年度の受験を目指して今から勉強を始めるなら、すべてを同じ優先順位で覚える必要はありません。
2027年度版の公式教本がまだ発行されていない今は、
変わりにくい基礎から始め、年度によって変わる情報は新教本が出てから覚える。
この考え方が重要です。
大まかに整理すると、次のようになります。
| 今から始めたい勉強 | 2027年度教本が出てからでよい勉強 |
|---|---|
| ワイン概論の基礎 | 最新の統計・生産量 |
| ブドウ栽培・醸造の基本 | 制度変更・法律改正 |
| 主要ブドウ品種 | 細かな数値データ |
| フランスなど主要国の全体像 | 新設・変更されたA.O.C.など |
| 主要産地の位置関係 | 年度による変更点 |
| 問題を解く習慣 | 新教本特有の追加事項 |
もちろん、右側の内容が重要ではないという意味ではありません。
覚える時期を分けるということです。
まずはワイン概論から土台を作る

これから初めてソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強を始める方には、まずワイン概論から入ることをおすすめします。
いきなりフランスの細かなA.O.C.やイタリアのD.O.C.G.を暗記し始めても、その前提となる知識がなければ情報がバラバラになりやすいからです。
例えば、
「アルコール発酵とは何か」
「赤ワインと白ワインはどのように造り方が違うのか」
「マロラクティック発酵とは何か」
「樽熟成によってワインはどう変化するのか」
こうした基本を先に理解しておくと、その後の品種や産地の勉強もつながりやすくなります。
試験対策では暗記量の多さに目が向きがちですが、最初に仕組みを理解しておくことで、後から覚える量を減らせる部分もあります。
主要ブドウ品種は今から覚えて問題ない

次に始めたいのが、主要ブドウ品種です。
例えば白ブドウなら、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング。
黒ブドウなら、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー。
さらに日本ワインを学ぶ上では、甲州も重要です。
最初から世界中の品種をすべて覚える必要はありません。
まずは主要品種について、どんな香りや味わいなのか、どんな地域で栽培されているのか。
この程度から始めれば十分です。
例えば、
「カベルネ・ソーヴィニヨンはボルドーで重要」
「ピノ・ノワールはブルゴーニュ」
「リースリングはドイツ」
というように、品種と代表産地を少しずつ結びつけていきます。
品種だけ、産地だけを別々に暗記するよりも、関連付けて覚えた方が後々の学習につながります。
国別学習は「地図」を意識する

主要品種と並行して、少しずつ主要国の全体像も見ておきたいところです。
特にフランスは、試験勉強を進める上で避けて通れません。
ただし、この時期から細かなアペラシオンを大量に暗記する必要はありません。
まずは、
ブルゴーニュはどこにあるのか。
ボルドーはどこにあるのか。
ローヌはどこにあるのか。
ロワールはどこにあるのか。
といった大きな位置関係からで構いません。
私は、ワイン試験の勉強では地図を意識することが非常に重要だと考えています。
地名を文字だけで暗記すると、それぞれが独立した知識になってしまいます。
しかし、国 → 地方 → 産地 → 品種という位置関係が見えてくると、知識が少しずつつながっていきます。
2026年秋の段階では、細部まで完璧にするより、まずこの「地図」を頭の中に作っていきましょう。
今は細かな数字を覚えすぎなくていい

反対に、今の時期に優先順位を下げてもいいのが、年度によって変化する可能性がある情報です。
例えば、生産量、栽培面積、輸出量、統計順位などの細かな数字。
さらに、制度変更や新たに追加された項目については、2027年度版教本を確認してから覚えた方が効率的です。
試験勉強を始めると、「教本に書いてあることを最初から全部覚えなければ」と思ってしまうことがあります。
しかし、公式教本は非常に情報量が多く、すべての項目を同じ濃さで暗記しようとすると学習が進まなくなります。
大切なのは、今覚えるべき情報と、後から覚える情報を分けることです。
2027年度版教本が刊行されたら、そこで初めて新しいデータや変更点を確認し、必要な内容を追加していけば問題ありません。
現在J.S.A.公式サイトでは2026年度の試験情報が掲載されており、2027年度の日程・募集要項はまだ公表されていません。そのため、現段階では2027年度について未発表の情報を予測して覚える必要もありません。
今から一番作っておきたいのは「勉強する習慣」

そして、知識以上に今から作っておきたいものがあります。
それが、毎日の生活の中でワインを勉強する習慣です。
試験直前になってから、「毎日2時間勉強しよう」と突然生活を変えるのは簡単ではありません。
それよりも今から、
平日は20〜30分だけ教本を読む。
通勤中に音声で復習する。
寝る前に10問だけ問題を解く。
休日に1週間分を復習する。
など、自分が無理なく続けられる方法を試しておく。
最初は勉強時間の長さよりも、継続できる形を見つけることの方が重要です。
例えば1日30分でも、週5日続ければ1週間で2時間30分。
これを何か月も積み重ねれば、大きな差になります。
ソムリエ・ワインエキスパート試験は、短期間だけ集中すれば簡単に終わる試験ではありません。
だからこそ、「たくさん勉強する日を作る」より、「勉強しない日を減らす」という考え方も有効です。
ここまでで、2027年度版教本が出る前でも始められることはかなりあります。
では実際に、2026年秋から2027年の試験まで、どのようなペースで勉強を進めればいいのでしょうか。
次は、2027年度試験までの学習スケジュールを時期別に整理していきます。
2027年度試験までの勉強スケジュール|いつ、何をすればいい?

ここまで、「今から勉強を始めても早すぎない」とお伝えしてきました。
では、実際に2026年秋から2027年度の試験まで、どのように勉強を進めればいいのでしょうか。
2027年度の正式な試験日程は、現時点ではまだ発表されていません。日本ソムリエ協会では例年3月から出願受付が始まり、7月〜11月にかけて各試験が実施されています。
そのため、今の段階では具体的な試験日から逆算するより、「試験までにどの状態になっていたいか」を時期ごとに考える方が現実的です。
大まかな流れは次のようになります。
| 時期 | 学習の目的 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2026年10〜12月 | 基礎を作る | ワイン概論、主要品種、主要国、学習習慣 |
| 2027年1〜2月 | 学習範囲を広げる | 国別学習、問題演習、苦手分野の把握 |
| 2027年度教本刊行後 | 最新情報へ更新 | 変更点、新規項目、統計・制度 |
| 春〜初夏 | 一次試験対策を本格化 | 全範囲学習、問題演習、復習 |
| 一次試験直前 | 得点力を高める | 苦手分野、反復演習、取りこぼし防止 |
| 一次試験終了後 | 二次試験へ切り替える | テイスティング、その他酒類など |
もちろん、勉強の進み方には個人差があります。
この通りに進まなければ合格できない、という意味ではありません。
大切なのは、その時期に何を優先するのかを決めておくことです。
2026年10〜12月|まずは基礎と勉強習慣を作る

今から年末までの時期は、焦って教本全体を終わらせる必要はありません。
まず取り組みたいのは、ワイン概論、主要品種、主要産地などの基礎です。
ワイン初心者であれば、
赤ワインと白ワインの造り方の違い。
アルコール発酵とは何か。
主要なブドウ品種には何があるのか。
フランスやイタリアはどこにあり、どんな産地があるのか。
このあたりからで構いません。
この段階で重要なのは、「知らない言葉を減らしておくこと」です。
例えば、2027年になって本格的にボルドーを勉強し始めた時、
カベルネ・ソーヴィニヨンもメルローも聞いたことがない状態から始めるのと、「以前勉強した品種だ」という状態から始めるのでは、理解のスピードが変わります。
完璧に覚える必要はありません。
一度触れておく。
そして、問題を少し解いてみる。
この繰り返しで十分です。
2027年1〜2月|「知っている」から「答えられる」へ

年が明けたら、少しずつ学習の範囲を広げていきます。
ここからは、教本を読むだけでなく、問題を解く時間を増やしていく
ことを意識したい時期です。
試験勉強でよくあるのが、「教本を何度も読んでいるのに、問題になると答えられない」という状態です。
これは珍しいことではありません。
文章を読んで「分かった」と感じることと、問題を見て自分で答えを出せることは別だからです。
例えば、「シャブリはブルゴーニュ地方にある」という文章を読めば理解できます。
しかし、
「シャブリの主要品種はどれか」
「シャブリはどの地域に位置するか」
と問題形式で聞かれると、答えられないことがあります。
だからこそ、ある程度基礎を学んだら、読む → 問題を解く → 間違える → 教本へ戻るというサイクルに移行していきます。
この時期には、自分が苦手な分野も少しずつ見えてきます。
地図が苦手なのか。
数字が覚えにくいのか。
ドイツが苦手なのか。
イタリアのD.O.C.G.で混乱するのか。
早い段階で苦手分野が分かれば、その後の対策もしやすくなります。
2027年度版教本が出たら「全部やり直す」必要はない

2027年度版の公式ソムリエ教本が刊行されたら、ここから本格的に2027年度試験へ合わせていきます。
ただし、それまで勉強した内容をすべて捨てて、最初からやり直す必要はありません。
今まで学んできたワイン概論や主要品種、主要産地などの基礎を土台にしながら、
- 新しく追加された内容
- 変更された制度
- 更新された統計
- 表記や数値の変更
- 2027年度に新たに押さえるべき項目
を上乗せしていきます。
これが、早めに勉強を始める大きなメリットです。
新教本が出てから、「ワインとは何か」・「シャルドネとは何か」から始める必要がありません。
すでに持っている知識へ、2027年度の情報を追加できます。
そのため、2026年度教材や過去の教本を使って今から学習する場合も、基礎を作るために使うと考えれば十分意味があります。
一方で、統計や制度などは必ず2027年度版で再確認する。この区別が重要です。
春からは一次試験の「全範囲」を意識する

2027年度教本がそろい、試験への出願時期が近づいてきたら、学習も次の段階へ移ります。
それまでは主要国を中心に進めていても、ここからは少しずつ一次試験の全範囲を意識します。
ソムリエ・ワインエキスパート試験では、フランスやイタリアだけを勉強していれば合格できるわけではありません。
世界各国のワイン産地、日本酒やその他の酒類、料理、サービスなど、多くの範囲から出題されます。
ここで重要なのが、得意分野だけを勉強し続けないことです。
好きな国や覚えやすい国は、勉強していて楽しいものです。
一方で、苦手な国は後回しにしたくなります。
しかし、試験では自分の好きな分野だけが出題されるわけではありません。
春以降は、「まだ勉強していない分野はどこか」・「問題を解くと正答率が低い分野はどこか」を確認しながら、学習範囲を広げていきます。
一次試験が近づいたら「新しく覚える」から「答えられる」へ

試験が近づくにつれて、勉強方法も変えていく必要があります。
直前期になっても新しい情報を次々に増やしていると、「知っていることは多いけれど、問題になると答えられない」という状態になりかねません。
この時期から重要になるのが、問題演習と反復です。
一度間違えた問題をもう一度解く。
覚えていなかった部分を教本で確認する。
数日後にもう一度解く。
それでも間違えたら再度確認する。
この繰り返しによって、知識を「見たことがある状態」から「自分で答えられる状態」へ変えていきます。
私は、試験勉強では、教材を何冊やったかより、一つの内容に何回触れたかの方が重要だと考えています。
特に直前期は、新しい教材を次々と追加するより、これまで使ってきた教材や問題を繰り返した方が良いケースも多くあります。
一次試験が終わったら二次試験対策へ

一次試験を突破したら、次はテイスティングを中心とした二次試験対策です。
ここでは勉強の内容が大きく変わります。
カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シラー、甲州などの主要品種について、知識として知っている状態から、実際にグラスの中で判断する状態へ変えていく必要があります。
また、ワインだけでなく、その他の酒類についても対策が必要です。
ただし、2026年秋の今から二次試験ばかりを心配する必要はありません。
まずは一次試験を突破するための土台を作る。
その上で、時期が来たら二次試験へ学習の比重を移す。
一年間ずっと同じ勉強をするのではなく、試験までの時期に合わせて優先順位を変えていく。
これが、長期間の試験勉強を続ける上で非常に重要です。
最初から完璧な年間計画を作る必要はない

ここまでスケジュールを整理すると、「これを全部予定通り進められるだろうか」と不安になる方もいるかもしれません。
しかし、最初から一年間の予定を完璧に決める必要はありません。
仕事が忙しくなることもあります。
予定より勉強が遅れることもあります。
苦手分野に想定以上の時間がかかることもあります。
大切なのは、予定から遅れないことではなく、遅れた時に、次に何をすればいいのか分かっていることです。
ソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強では、途中で計画を修正することは珍しくありません。
だからこそ、
「今の自分はどこまで進んでいるのか」
「次に何を優先すべきなのか」
を定期的に確認しながら進めていくことが大切です。
そして、この「何を、どの順番で進めるか」を一人で判断し続けることこそ、独学で意外と難しい部分でもあります。
次は、ソムリエ・ワインエキスパート試験を独学で進める時に、なぜ途中で迷いやすくなるのかを整理していきます。
独学で難しいのは「勉強すること」だけではない

ソムリエ・ワインエキスパート試験は、独学でも十分に合格を目指せる試験です。
しかし、実際に勉強を始めると、知識を覚えることとは別の難しさが出てきます。
それが、「次に何を勉強するかを、自分で決め続けること」です。
教本には非常に多くの情報が掲載されています。
すると、
「今日はどこを勉強すればいいのか」
「この数字まで覚える必要があるのか」
「まだ教本を読んでいないのに、問題演習を始めてもいいのか」
「予定より遅れているけれど、何を優先すればいいのか」
といった迷いが出てきます。
私自身も資格試験を独学で勉強してきましたが、途中で何度も、「今の勉強方法で本当に合っているのだろうか」と感じた経験があります。
現在はYouTubeやWebサイト、SNS、学習アプリなど、無料で使える情報も非常に増えています。
これは大きなメリットです。
一方で、情報が多いからこそ、
「あの教材もやった方がいいのでは」
「この人は別の勉強方法を勧めている」
「もっと良い問題集があるのでは」
と、教材や勉強方法を探すこと自体に時間を使ってしまうこともあります。
試験対策で本当に必要なのは、情報を増やし続けることではありません。
今の自分が何をやるべきかを整理し、それを繰り返すことです。
First Vintageでも2027年度試験対策講座を開講しました

こうした考え方をもとに、First Vintageでは2027年度ソムリエ・ワインエキスパート試験対策講座の受付を開始しました。
First Vintageが目指しているのは、単に教材をたくさん提供することではありません。
公式ソムリエ教本を軸に、
読む → 要点を整理する → 問題を解く → 繰り返すという学習の流れを作り、
「次に何をやればいいのか分からない状態を減らすこと」を大切にしています。
問題について分からないことがあれば質問できる。
予定より勉強が遅れてしまったら、次に何を優先するか相談できる。
「今のやり方で合っているのか」と不安になった時にも相談できる。
一人で勉強することと、一人ですべてを判断し続けることは同じではありません。
独学で頑張る人を、一人にしない。
これがFirst Vintageを始めた理由でもあります。
なお、現在公開している教材は2026年度試験対策の内容をベースとしています。
2027年度版の日本ソムリエ協会教本が刊行された後、内容を確認し、変更点や追加項目について順次教材へ反映していきます。
そのため、今の段階ではワイン概論や主要品種、主要産地などの基礎を進め、2027年度教本刊行後に最新情報へアップデートしていく形になります。
まだ講座を決めていなくても、まず勉強を始めてみる

もちろん、2027年度の受験を考え始めたからといって、今すぐスクールや講座を決める必要はありません。
まずは教本を開いてみる。
ワイン概論を勉強してみる。
主要品種を一つ覚えてみる。
問題を10問だけ解いてみる。
そのくらいから始めても構いません。
実際に勉強してみると、「このまま独学で進められそう」と感じる方もいれば、「何を優先すればいいのか整理してほしい」と感じる方もいるでしょう。
大切なのは、最初から完璧な勉強方法を選ぶことではありません。
まず始めて、自分に必要な学習方法を見つけていくことです。
2027年度試験に向けて、今からできること

2027年度のソムリエ・ワインエキスパート試験を目指すなら、2026年秋から勉強を始めても早すぎることはありません。
ただし、今からすべてを暗記する必要もありません。
今の時期に意識したいのは、
- ワイン概論などの基礎を理解する
- 主要ブドウ品種を知る
- 主要産地の位置関係を把握する
- 少しずつ問題を解く
- 自分が続けられる勉強習慣を作る
ことです。
そして2027年度版教本が刊行されたら、最新の情報や変更点を追加していく。
その後、一次試験が近づくにつれて問題演習と復習の比重を高め、知識を「知っている」から「答えられる」状態へ変えていく。
この順番で十分です。
早く始める目的は、誰よりも早く教本を暗記し終えることではありません。
試験までの時間を使って、焦らず、迷わず、繰り返せる状態を作ること。ここに大きな意味があります。
何から始めるか迷った方へ

First Vintageでは、ソムリエ・ワインエキスパート試験に向けて、「何を・どの順番で・どのように勉強するか」を整理した「最短合格ロードマップ」を、公式LINE登録者限定で無料配布しています。
「2027年に受験しようか迷っている」
「まずは独学で始めたい」
「教本を開いたけれど、何から勉強すればいいか分からない」
という方は、まずロードマップを使って試験までの全体像を整理してみてください。
公式LINEでは、現在の勉強方法や学習スケジュールについての個別相談も無料で受け付けています。
2027年度の試験までは、まだ時間があります。
だからこそ、今からすべてを完璧にする必要はありません。
今日できることを一つ始める。
そこから2027年度の試験対策をスタートしていきましょう。





